チャリで会社へ行く。なんつーか汗だくだ。
お昼休みに、京和菓子の岬屋に行ってきた。まさにチャリならでは。 私の住所を聞いて、 「それならここが近いよね。水羊羹がおいしいんだよー」 と教えてくれた、課長がもうすぐ辞めてしまう。 それで、一緒に食べてみたくなったのだ。 会社から地元まではチャリなら20分くらいだから、 往復も出来るだろう、という安易な考え。 地元とは言え知らない場所。ネットで調べた住所が間違ってて、道に迷う。 OLのかっこで、汗びっしょりで、同じところをぐるぐる回っていた、かなり滑稽なチャリ。。 たどり着いてみると、水羊羹は先週終わったそう、残念。 生菓子を3個お土産にして、みんなで食べる用に練羊羹を頼んだ。 と。 えぇぇぇっ! 財布がない! きっと会社だ。机の引き出しに投げ込んだままだ… すぅっと血の気が引いて、そのあと顔から火が出そうな程赤くなったと思う。 「すみません。あの、財布がなくて…あ、ああ明日また買いに来ます!」 おばちゃんは、何だそんなこと、と言って振込用紙を出してくれた。 カードが利かないから、よくこうやって払ってもらうらしい。 嫌な顔1つしない、おばちゃんの優しさが心に染みた。 会社に帰って、ちょっと冷やしておやつ時に出した。 したら、課長は本当に喜んで、そして何だか涙ぐんでしまった。 嬉しかった。 それでも、私の心にあったのは嬉しさよりも、驚きの方だったと思う。 席に戻ってちょっと思いにふけった。 気付けば、会社では毎日のようにすみませんとありがとうございますを繰り返していて。 暖簾に腕押しな日々で。 自分が他人にとって、何か大きな感動をもたらすだなんて、考えられもしなくて。 今回も、喜ばせたいというよりは、自分も一緒に食べてみたかっただけなんだ。 それなのに。 自分が、人に及ぼす影響、というものについて、心根を改めなければ。 残暑厳しい、真夏日。
by voleurpolice0812
| 2005-09-13 22:48
| 仕事心
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