サマーウォーズを観てきましたー。
立川の映画館に行くのは3回目なのですが、 映画館自体がそこまで大きくなくて好きです。 なにやら音にこだわっているらしいけど、 ダテには体に響くなー、くらいしか分かりません。 ダメですね。 そこで、この映画には心底の悪人がいない。そこが良いね、という話をしました。 ちょっとうざかったり、ちょっととげがあったり、 でもそんな人たちとの生活があるから、人生捨てたもんじゃない、て思える。 そんな毎日はいいですね。 キングカズマかっこよすぎ。 変わって、ほんじつ。 明らかに登場人物の誰もが善人ではない、と思われる小説を読みました。 今日も私のライフワーク、富ヶ谷図書館にて。 太陽の坐る場所 辻村 深月 / 文藝春秋 勧善懲悪も好きです。 典型的な悪人が打ちのめされるのはやっぱりすかっとする。 でもそれって、人のやるせなさじゃないかな。 誰も心の底から悪人じゃないって分かってるけど、分かってるんだけど。 むしろ自分だって、正義の味方でもなくて、崇高な精神でもいられなくて。 それでも、誰かを、悪し様に語りたい時があって。 他人を羨んだり、貶めたり、 自分の大切なものを偽ったり、虚勢を張ったり、してしまうよ。 素直なだけじゃいられないよ。 秘密にしていることって、自分が一番語りたいことでしょう。 顔を合わせなくてほっとする人って、一番会いたい人でしょう。 それでも。自分が。好きだから。 今日という日を始めたいんだよ。 こういう小説が好きなんじゃない、と思います。 うん。 好きにはなれないのです。 私にも、人には言えない後ろ暗いところがあるから。 だから、今日もひっそりと、懸命に生きている人たちに涙するのです。
by voleurpolice0812
| 2009-08-02 21:51
| 映@画
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